東京ゲームショウ2015 セガブースステージ「ミラクルガールズフェスティバル」「初音ミク -Project DIVA- X」

みかくにんぐッ!一日限りの復活に寄せたポエム。

tl;dr

もう少し長く

声優ユニットというのは、タイムカプセルのようだと思った。


つまり、あの日あの時の時間が閉じ込められているのが声優ユニットという概念なのさ。
照井松井吉田の三名は『未確認で進行形』を卒業し、それぞれ声優として次の一歩を踏み出した。
成長した。変化した。とりまく環境も変わった。
それは避け得ぬことであり、また喜ばしいことでもある。


ところがその3人が集まって、みかくにんぐッ!になるということは。
時間が、関係性が、空気が。
あの時に戻るということだったんだ。


それはぼくと彼女達との関係性もそうだった。
…と幻想したくなる瞬間が確かにあったのだ。


あれからぼくと彼女達との関係も変わった。
ぱるにゃすとカッターのイベントには皆勤はほど遠い。
最初からぼくがよしだゆーりのファンであることは二人とも分かっていたはずなのでそこに大きな違和感はなかったと思うけど。
時々タイミングや作品が会って出会うことがあって、おひさしぶりですね、お元気ですか。
そういう関係性になった。


そしてぼくとゆーりの関係も変わった。
…変わってしまった。


それでもみかくにんぐッ!と過ごした日々はきらびやかな宝石のようにぼくの前に戻って来たのだ!
あの時のステージ!それを応援するぼく!
そしてそれをステージから見る彼女達!
何もかもが変わらなかった。


それは呪いかもしれない。
それは祝福かもしれない。
いつまでも縛り付けられたり縋ったりするのはよくないことだろう。
それでも、時々こうして箱を開いて、懐かしむぐらいなら、いいことなんじゃないだろうか。
あの時の気持ちを忘れない為に。
あの時ぼくらはあの場にいたのだ、ということを思い出す為に。


そんな時間だった。
トークも懐かしかったしライブは最高だった。
最後に涙ぐむゆーりを含めてあの時のままだった。
彼女が弾ける笑顔でぼくのことを見てくれた。
それだけで嬉しかったんだ。あの時のぼくは。
それだけで、ほんとうにほんとうに嬉しかったんだ。
今日のぼくは。


そんな2015/9/21の記録でした。

付記

音源を1回ずつ聞いただけでライブ映像すらまったく予習せず行ったのに何もかも完璧にこなせた。
身体に染み付いていることも、また嬉しかった。